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広東一の汚職官僚 一審で死刑判決

2014年12月15日

 

【新唐人2014年12月15日】中共当局から「裸官」の代表的人物と呼ばれている広東省の国営企業「白雲農工商聯合公司」の元社長、張新華が今月10日、汚職金額が3億4千万元に上るとして、1審で死刑判決を言い渡されました。

 

大陸メディアによると、張新華は1998年6月から2013年5月まで国営企業「白雲農工商聯合公司」の社長、広州有林投資管理有限公司の副会長を務めましたが、その期間中、国営企業制度改良の過程において、巨額の国有資産を自身が株式を所有していている会社に移したそうです。

 

広東南方街頭運動発起人 王愛忠さん

「経済腐敗事件はおそらく地方の権力闘争と関わりがあるのでしょう。大部分の官僚は死刑判決にはならず、すぐに釈放されます。今回は習近平が後ろ盾のない地方官僚を捕らえ、死刑を下すことで、警告を発しているのでしょう」

 

広州市権益保護活動家 郭建和さん

「私達も汚職官僚を告発しています。これは権力闘争であり、本当の汚職官僚の取り締りではありません。市民による監督、言論の自由、報道の自由、これらができなければ、汚職官僚を監督できません」

 

報道によると、張新華は職権を利用して国有財産2億8500万元相当を横領。受取った賄賂は3億4千万元に達し、「広東一の汚職官僚」と呼ばれています。

 

広東南方街頭運動発起人 王愛忠さん

「3.4億元を巨額横領と言うのはでたらめな言い方です。広州市の一部村長でも100億元を優に超えています。民衆が告発した者も大量に存在していますが、全部は処理できないでしょう。薄煕来や周永康などの『大トラ』の汚職金額は、天文学的な数字で、数千億に上るでしょう」

 

今年73歳の白雲農工商グループの元職員、任権さんは10数年前に、実名で張新華などの汚職を告発しましたが、張新華が広州市規律検査委員会の取り調べを受けたのは昨年の6月28日でした。彼の腕利きの助手であった丘国華はすでにオーストラリアへ逃亡しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/12/11/a1160622.html (中国語)         

(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

 

 

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